2010年06月10日

<毎日新聞世論調査>菅内閣の支持率が66%の高率に(毎日新聞)

 菅内閣の発足を受け毎日新聞は8、9日、緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は66%で、鳩山内閣退陣直前の支持率20%(5月29、30日調査)から大きくはね上がった。民主党の小沢一郎前幹事長の後任に「非小沢系」の代表格、枝野幸男前行政刷新担当相を起用した人事は75%が「評価する」と回答。菅直人首相の進める「脱小沢」路線が疑似政権交代に近い印象を与えたようだ。参院選比例代表の投票先では民主党が41%と自民党の14%の約3倍まで伸ばし、勢いづく民主党内では早期の参院選を期待する声が強まっている。

 菅首相は9日、世論調査の高支持率について記者団に「この内閣の発足に期待を持っていただいたことをたいへんうれしく思うし、心強く思っている。適材適所で考えた結果がこういう人事になった。そのことが評価されたと思う」と語った。

 発足直後の内閣支持率としては歴代5位。仙谷由人官房長官、蓮舫行政刷新担当相ら閣僚の顔ぶれを見て菅内閣に期待できるかを聞いたところ、「期待できる」との回答が69%を占めた。枝野氏起用を評価する回答は内閣への期待値より高く、小沢氏が政府や党の役職につかなかったことを「評価する」との回答は80%、民主党内で小沢氏の影響力が「弱い方がいい」との回答は85%に達した。

 鳩山政権の「負」の部分を背負って辞任した形となった小沢氏は9日、ようやく枝野氏からの引き継ぎ要請を受け入れ、国会内の民主党幹事長室を訪れた。会談時間はわずか2分。幹事長室前での記者団の取材にはそれより長い5分ほど応じ「国務大臣のような行政上の引き継ぎの形式を取るわけではない」と説明。「新しい体制で国民の信頼を回復し、参院選でいい結果が得られるよう心から願っている。私自身は一兵卒として微力を尽くしたい」と菅内閣・党執行部とは距離を置く姿勢をにおわせた。

 民主党内では「小沢系」と「非小沢系」の対立もくすぶるが、菅首相の「脱小沢」路線を歓迎する世論が同党の政党支持率を押し上げている。鳩山由紀夫前首相の退陣前の調査では自民党と並ぶ17%まで落ち込んだが、菅首相の誕生を受けた6月4、5日の前回調査では28%、今回は34%と、2月調査の水準まで一気に戻した。

 逆に自民党支持率は13%まで沈み、過去最低だった野党転落直後(09年9月)の12%に近づいた。参院選比例の投票先では質問を始めた今年1月以降、最低の14%(前回比3ポイント減)。同党幹部は「(小沢氏への批判が民主党の支持率を下げていただけで)潜在的に民主党の支持層が厚くなっていたということだ。これで党内がかなり動揺するだろう」と危機感をにじませた。

 民主党批判層の受け皿として存在感を増しつつあったみんなの党も、新内閣への期待に押され始めた。5月調査で9%まで伸びた政党支持率は今回5%にほぼ半減。比例投票先でも、自民に迫る15%に達した5月調査から一転、8%と一けたに逆戻りした。

 高支持率を背景に参院選を乗り切り「本格政権」を築くのが、菅首相−仙谷官房長官−枝野幹事長の「新トロイカ」が描くシナリオ。鳩山前首相を退陣に追い込んだ米軍普天間飛行場移設問題では8月末に工法などを決める期限を迎えるが、菅首相は沖縄県名護市辺野古周辺に移設する日米合意を引き継ぐ考えを示している。調査では、合意通りに辺野古移設を「進めるべきだ」との回答が51%と半数を超えた。

 菅首相は財務相時代、消費税引き上げに前向きな姿勢を示しており、8日の就任会見では財政再建に取り組む方針を鮮明にした。調査では消費税引き上げに「賛成」52%、「反対」44%で、鳩山内閣当時の5月調査(「賛成」48%、「反対」47%)より賛成が増え過半数となった。

 菅内閣への期待感が、普天間問題や消費税を巡る首相方針への理解となって表れたといえそうだ。【中田卓二】

【関連ニュース】
毎日世論調査:福島社民党首罷免「適切」56%
毎日世論調査:鳩山内閣支持20% 退陣すべきだ58%
毎日世論調査:辺野古移設に反対84% 沖縄県民対象
内閣支持率:続落23%「危険水域」近づく
衆院選:民主が勢い保つ…終盤、本社世論調査

映画批評『噂のモーガン夫妻』
菅連立内閣、今夜発足=11閣僚を再任、首相就任会見へ(時事通信)
「人間としてつぶやきたい」=ツイッターで辞任報告―首相(時事通信)
改正臓器移植法で免許証にも意思表示欄―警察庁(医療介護CBニュース)
関空への補給金凍結を解除=伊丹との統合など条件に―財務省(時事通信)
posted by LanaPorter at 16:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。